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新見市

鯉ヶ窪湿生植物群落
こいがくぼしっせいしょくぶつぐんらく

関連情報

指定等種別
国指定
場所
新見市哲西町矢田
時代
不明
指定年月日
昭和55年3月6日
所有
新見市
見学
見学時の注意
入場協力金200円 営業時間9~17時
「鯉が窪湿原・鯉が窪湿原資料館」は流域パスポート掲載施設

鯉ヶ窪湿生植物群落こいがくぼしっせいしょくぶつぐんらく

 本群落は、新見市の西部、広島県との県境付近にある標高約550mの鯉ヶ窪池の周辺に広がる湿原内にあります。この湿原の平面は鯉の形をしており、常に水湿を保ち、土地の人々が「沢っ田」と呼ぶ泥沼地です。この湿原には、オグラセンノウ・ビッチュウフウロなど隔離分布を示す希少植物や、寒地性植物のリュウキンカ・エゾシロネなどのほか、わが国固有の植物アギスミレ・サワオグルマ・サギソウ・スイランなどが分布しており、植物群落の宝庫です。季節によりそれぞれの植物が美しい花を競い合い「西の尾瀬」ともいわれます。西日本の代表的な湿生植物群落として、学術上高い価値があります。

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