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新見市

阿哲台(縞嶽)
あてつだい(しまだけ)

関連情報

指定等種別
県指定
場所
新見市金谷
時代
不明
指定年月日
昭和32年11月5日
所有
個人
見学

阿哲台(縞嶽)あてつだい(しまだけ)

 金谷かなやから哲多町てったちょう花木はなぎにかけての一帯(河本こうもとダム周辺)には石灰岩と花崗岩かこうがんとの接触部があり、スカルン帯を形成しています。これらの堆積岩が、中生代の火成活動によって噴出した花崗岩かこうがんの熱の影響を受けて、石灰岩は大理石に、チャートや泥質岩は珪灰石けいかいせき・ベスブ石・ざくろ石などを含むスカルンに変化しました。石灰岩は風化浸食に弱いため窪み、スカルンは石英を主体とし硬く浸食に強いため、全体として凹凸のある縞状の岩体となり、崖をつくっています。この縞模様から「縞嶽しまだけ」と名づけられたものであり、阿哲台の地史を知る上でも貴重な場所となっています。

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