本洞は、岡山県内有数の規模の裂れっか型の吸い込み穴で、総延長1.05km、洞口と洞の末端との高低差は105mにも達します。洞口は20×20mと巨大で、降雨時には周辺の谷川や田の水が洞内に流入します。裂かは西南西の方向に延びており、洞口からしばらく進むと急傾斜で下方に延び、滝や水のため前進困難なところも多くあるほか、末端は水没しています。石筍せきじゅん・フローストーンの形成も盛んで、壮年期の洞穴です。 昭和42(1967)年には、洞内からナウマン象の歯が発見されています。