本洞は、びょうぶ嶽の石灰岩の絶壁に開口する全長1.2kmの鍾乳洞で、洞口は小さく高さ2m・幅2mとなっています。井倉上の穴から吸い込まれた水の吐出穴があります。洞内は石灰岩の節理に沿う溶食作用の結果できた割れ目が発達したもので、洞穴(天然の石灰洞)は、前半部は南北方向に、後半部は北北東方向に延びています。
また、洞内には、地軸の滝・音の滝など落差50mにも達する観光洞としては珍しい滝があります。顕著な二次生成物には、つらら石・流れ石・カーテン・石筍・石柱などがあります。観光客の便のため、回遊式の人口洞が獅子穴まで通じています。
県下の観光洞の中でも最も交通の便がよく、満奇洞・羅生門とともに新見市観光のシンボルとなっています。