金蛍きんぼたる(ヒメボタル)は、うっそうとした森林の中で黄金色の光を発光することによりこの名がつけられました。 体長は5~7mm、ゲンジボタルやヘイケボタルと比べて小さいという特徴があります。雄は体が長く、羽が良く発達し飛ぶことができますが、雌は体が短く羽が退化して飛べないため、地表や笹の茎にとまるほか、雄に比べて弱い光を発します。 ゲンジボタルやヘイケボタルなど他のホタルの幼虫は、水生でカワニナや淡水のマキ貝などを餌にしますが、金蛍は陸生で陸生のキセル貝等を餌として成長します。生息地域は山岳地帯の限られた場所のみです。天王てんのう八幡はちまん神社じんじゃの社叢しゃそうでは、7月10日前後の10日間が最盛期です。