このツクバネは、大椿寺だいちんじにあり、形が珍しいので多くの人が持ち帰り移植するが、半寄生植物のため活着しづらいようです。また城谷奥仙石山しろだにおくせんごくさん付近、蚊家天王山こうのいえてんのうさん、舟原ふなばらの鳥居付近にも自生しています。ツクバネは、山地に生じる半寄生植物の灌木で、樹高2~3m、葉は長楕円形で先端尖鋭で対生します。雌雄異株で6月頃枝梢に雌花を単生し、雄花は数個叢生し開花後結実します。苞4個は果実と共に残り、形が羽子板の羽根に似ているところからその名が付けられました。