オオサンショウウオは、両生類、有尾目、オオサンショウウオ科に属し別名「ハンザキ」ともいわれています。ヨーロッパ大陸でも50万年前まで生息していましたが、現在は絶滅し、わずかに東アジアの一角、日本、中国のみに生息しています。このようなことから「生きている化石」ともいわれる貴重種で、学術上重要な動物です。
岡山・大分・岐阜・鳥取諸県の主要な生息地を指定し保護されてきましたが次第に減少しました。また、他にも多くの生息地があり、これらを保護するためにオオサンショウウオを特別天然記念物に指定し捕獲を禁止しました。オオサンショウウオは、両生類中最大で、160cmに達するものもありますが、一般には40~120cmくらいになります。