江戸時代後半、児島半島の南側を中心に広大な塩田開発を行い、「塩田王」となった
中央に表書院、主屋を置き、その北側には内蔵、大蔵、書類蔵、道具蔵、岡蔵、夜具蔵が建ち並んでいます。
桁行約26mの堂々とした構えの長屋門を入ると、踏石を伝って主屋・表書院へ導かれます。表書院は南東面に縁座敷が巡らされ、淡雅なゆったりとした内部空間を形成しており、その前面には3棟の茶室のほか、奇石・巨石を組み、松やツツジ、苔を巧みに配した美しい枯山水の庭園が広がっています。
武左衛門の精神が反映された建築群は旧状がよく保存されており、庭園や塩業資料の展示などを含めて広く一般に公開されています。