連島町つらじまちょう連島つらじま字あざ茂浦もうらの山麓、梅雲寺境内近くの斜面に存在する古墳時代後期の古墳です。南向きに開口した横穴式石室が遺されています。 古墳が築造された時代には、山麓まで海が迫っていました。海を見下ろす位置に築造されたのでしょう。 やがて海が埋め立てられ村が大きくなり、寺が建てられるにしたがって、古墳は削られ、その形はゆがめられてしまいました。石室の羨道も古くに失われています。 棺を納めている玄室の規模は長さ6.23m、幅1.35mで、高さは現状で約1.7mです。東側の石材は寺の地圧により西側へ傾いています。崩壊しないように、現在石室内に山土を充填して石材を支えています。