白石島の地質は島全体が花崗岩で構成されており、山肌にも、無数の花崗岩が露出しています。その中の一峰で、標高128m、「鬼ヶ城おにがじょう」と呼ばれる山の頂上近くに鎧岩があります。碁盤の目のような割れ目をもつ半花崗岩(アプライト)の岩肌が、巨大な花崗岩の表面に貼り付いたようなかたちで露出しているもので、その景色はあたかも大男が着る鎧の袖のようにも見えます。