このヤマモモは、走出の高野山真言宗持宝院にあり、まるで土壁に寄りかかるように南に傾いて伸び、塀の外まで枝を伸ばしています。幹の周囲2.8m、根元周囲約6m、高さ約11m、推定樹齢約300年で、県下有数のヤマモモの巨樹です。 このヤマモモの木を取り込むように塀をこしらえてあることから、塀を作った享保年間(1716~1736)にはすでにある程度の大きさに達していたと推察されています。