走出はしりでの井立池いだちいけという大きな池の北西岸に、一本のネズの木が立っています。南は斜面、北は道路に挟まれているものの、樹勢は旺盛です。木の根元には、塞さいの神の祠があり、神木として祠とともに地区住民の信仰の対象となっています。また、このネズの木は風邪の神様でもあり、手を合わせると、咳が止まるとも言われています。 幹の周囲2.95m、根元周囲4.1m、高さ約15m、推定樹齢300年以上で、ネズの木としては、県下でも3指に入る巨木に数えられています。