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倉敷市

天石門別保布羅神社本殿付棟札8枚 1棟
あめのいわとわけほふらじんじゃほんでんつけたりむなふだ8まい

関連情報

指定等種別
市指定重要文化財
場所
倉敷市福田町広江
時代
江戸時代
指定年月日
昭和58年4月26日
所有
天石門別保布羅神社
見学
見学可

天石門別保布羅神社本殿付棟札8枚 1棟あめのいわとわけほふらじんじゃほんでんつけたりむなふだ8まい

 神社の創建沿革については、詳しくわかってはいませんが、流行病を免れるため、村の氏神様として建てられ、てんぎょうせいしゃを称した時期を経て、明治3(1870)年に元の天石門別保布羅神社の社名に復したものと伝えられています。
 本殿は、三段に整地した社地の上段に石積基壇を設け、 西を正面にして建てられています。桁行1間、梁間1間の一間社流造、檜皮葺の白木の建物で、屋根には千木、鰹魚木と呼ばれる飾りを配し、妻部分など細部の様式は曽原にある清田八幡神社本殿によく似ています。
 また、棟札によると元禄11(1698)年の改築とされていますが、この時期備前藩では、元禄10(1697)年の吉備津彦神社の改築をはじめ、神社行政への新たな取り組みを始めており、こうした流れを受けたものと考えられます。

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