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ネオ・ルネサンス様式のすっきりとした外観が特徴で、基壇の石積みと外壁の目地が安定した反復を見せる中、すらりとした半柱やストライプ状の装飾が伸びやかさを演出しています。半円窓のステンドグラスは見どころのひとつであると同時に、白壁と黒い瓦を主調とする町並みに彩りを添えています。
館内では、日本国内だけでなくフランスでも高く評価された児島虎次郎の絵画と、彼が収集した古代エジプト・西アジアの美術品を展示しています。