非常に精巧な花莚「
基本的には、通り土間を持つ二列型の町屋の平面をしていますが、機能・意匠の両面において発明家らしい眠亀のアイデアが随所に見られます。
最大の特徴は、建物の昇り降り用に、階段でなくスロープを配置した点にあります。これは、物資の搬入・搬出を素早く、そして楽に行おうとするものです。また、土間の吹き抜け部分には滑車が設けられ、ここから物資を出入することも可能なように工夫されています。他にも、式台形式の玄関の戸は、菱形の
平成12(2000)年11月6日、国の文化財登録原簿に登録され、登録有形文化財になりました。