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正月行事 (高山市のトンド祭り)こうやまいちのとんどまつり

 「高山市のトンド祭りこうやまいちのとんどまつり」の起源は、水野勝成公みずのかつなりこうが福山藩主になった時、吉備の住民が藩主の無病息災を祈って、元禄5年(1692年)にトンド祭りを行い、水野公が感激し喜んだことに始まるといわれています。
 トンド祭りの1月15日は、午前8時から準備にかかり、午前10時に出発します。約40人の青年、成人がトンドを担ぎ、トンドを結わえた縄を子どもたちが引っ張って行きます。担ぎ手は、「ワッショイ」「ワッショイ」呼吸を合わせて市中を練り歩き、家内安全の願いを込めたトンドはクライマックスを迎えます。午後4時からトンド焼きに移り、各戸から大人や子どもたちが、棚飾りや青竹に挟んだ餅を持ち寄って燃やしていきます。火が付くと書き初めの書を焼き、その灰が高く上がるほど字が上手になるといわれています。また、トンドのおき火で焼いた餅は家に持ち帰って神々に供え、家族みんなでいただきます。

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