高梁川流域連盟

高梁川流域連盟 > 特集 > 高梁川流域の伝統的な行事と芸能 > 高梁市 > 木野山神社 春祭り

木野山神社 春祭りきのやまじんじゃ はるまつり

 「木野山神社春祭り」は、4月10日から16日(7日間)まで行われ、最終日の16日に福餅まきがあります。この春祭りは、豊作を祈って大正時代から続けられており、お餅に「お札」とか「5千円」とか「お酒」等の文字が書かれています。そのため、子どもから大人まで、我先にとお餅を拾い、そこに書かれた賞品をもらいます。木野山神社は、氏子を持たない、神社であるため、崇敬者すうけいしゃであればだれがお参りしてもいいとされています。
 夏季大祭では、福杓子(しゃくしまき)があり、同様に杓子に書かれた賞品をもらうことができます。本殿は、標高518mの木野山山頂にあり、第62代村上天皇の天暦てんりゃく9年(955年)9月、伊予国越智郡いよのくにおちぐん宮浦村(愛媛県大三島町)の大山秪おおやまずみ神社を勧請して創建された古い神社です。
 祭神は、大山秪尊おおやまずみのみこと豊玉彦命とよたまひこのみこと大己貴命おおなむちのみことの三柱です。
 本殿までが遠いので、山麓に里宮さとみやを建て遥拝所ようはいしょとしています。木野山神社の「神のお遣つかい」は狼で、里宮下の随神門ずいじんもん両脇には、狼がまつられています。

totop