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倉敷市

村山家住宅主屋
むらやまけじゅうたくおもや

関連情報

指定等種別
国登録有形文化財
場所
倉敷市児島下の町
時代
明治時代
指定年月日
平成9年6月12日
所有
個人
見学
見学可

村山家住宅主屋むらやまけじゅうたくおもや

 村山家住宅は、明治24(1891)年に高田氏(西高田)の邸宅として建築された、木造二階建ての洋風建物です。
 西高田は幕末以来、塩業で財をなした高田三家のひとつで、明治中期には紡績所の創設や経営にも携わっていました。
 昭和10(1935)年からは、医院を開業した村山氏の診療所として使用されることになり、昭和36(1961)年まで外科医院として利用されました。その後は村山氏の居宅として、建築当初の形態をほぼとどめて現在に至っています。
 建物の外観は、寄棟造・桟瓦葺の屋根部と白しっくい仕上げの壁体及び花崗岩の基礎石から構成されています。2階の全面は、吹き抜けのバルコニーに6本の円柱が建ち並ぶコロニアル様式になっています。1・2階の扉口上部には半円形のアーチが置かれ、両開きの窓には鎧戸が設置されています。
 このほかにも、軒蛇腹、バルコニーの手すり等の各部に、美しい洋風装飾の工夫が施されています。

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