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阿知の藤あちのふじ

 阿知の藤は、美観地区の北、鶴形山つるがたやまの山頂近くにある藤の名木で、阿智あち神社本殿の裏手に自生しており、推定年齢は300年とも500年ともいわれています。
 幹廻り約1.5m、根元周囲約2.2mで、同種の藤としては日本一の巨樹といわれています。
 アケボノフジと呼ばれる藤の一品種で、毎年5月上旬になると淡紅色の花を咲かせ、藤棚全面に花房をつけます。
 先年老衰のためか、樹勢の衰えが目立つようになり、花の着生も少なくなりはじめたため、活性剤の注入や各種の有機肥料を与えるなどさまざまな処置が施されました。こうした活性化・延命策により樹勢は回復しつつあります。
 さらに、つぎ木・取木などによる二世育成にも力が注がれています。

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