荒神社こうじんじゃ境内に根をおろしているこの楠は、4株が連立しており、うち2株は生育の途中で合着しています。樹齢約700年と推定されており、全体として枝張り40m、高さ15mにもおよぶその大きさは県下でも最大級のものです。 この場所は、由加山参道に接しており江戸時代由加往来の盛んだったころには田の口港に発着する船の目標になったといいます。田の口荒神は田の口地区の氏神として約1000年前から祀られていたと伝えられ、これを裏書きするように境内をめぐって数基の古墳(6~7世紀の後期古墳)が環状に配列しています。