小田川流域の矢掛町から倉敷市真備町にわたる一帯は、古来より吉備真備ゆかりの地として知られています。矢掛町では、真備公の遺徳を偲んで、昭和63(1988)年、吉備公館址に隣接する丘に吉備真備公園を新たに整備しました。
公園周辺には吉備真備の産湯の井戸などが言い伝えられており、また、真備が唐の都からもちかえった文物の一つである囲碁にちなみ、この地を「囲碁発祥の地」としても顕彰しています。
この公園は地元町民の努力で美しく保たれ、平成19(2007)年には日本の歴史公園100選にも選ばれ、町内外の多くの方が訪れています。