法度はっと、掟書おきてがきなどをしるした高札を掲げる場所を高札場といい、一般に高札は、交通の多い市場や辻などに掲げ、庶民の間に法令を徹底させることを目的としていました。中世末期から起こり江戸時代にもっとも盛んとなり、明治3(1870)年に廃止されました。 この高札場のあるところの字は札場といいます。江戸時代後期の建設と推定されるが、年月日は不詳です。柵の中に柱を立て、横桟よこさんを渡し、雨覆の屋根を設けています。 間口1.37m 奥行0.93mの規模となっています。