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高梁市

旧広兼家住宅
きゅうひろかねけじゅうたく

関連情報

指定等種別
市指定重要文化財
場所
高梁市成羽町中野
時代
江戸時代
指定年月日
昭和59年11月15日
所有
岡山県
見学
見学可

旧広兼家住宅きゅうひろかねけじゅうたく

 広兼氏は、大野呂の庄屋で、同家2代元治の享和、文化の頃(1801~1818)小泉銅山とローハ製造(ベンガラ)を営み巨大な富を築きました。江戸時代末期に建てられた楼門づくりの城郭にまがうばかりの石垣は、当時の富豪を偲ばせています。
 二階建の主屋、土蔵3棟、楼門、長屋、石垣は文化7(1810)年の建築で、規模・構造とも雄大な城郭を思わせる構えです。離れは、大正の建築で、お茶室、化粧部屋、客間、風呂等を備えたお座敷であり、当主の結婚式に一度使用しただけで以後は使用されていないとのことです。
 旧広兼家住宅の正面の尾根上に位置する天広神社あまひろじんじゃは、広兼氏個人の神社として祀られていたものです。社務所もあり、境内には花木が植えられ、池・築山がつくられ、形の変わった石灯籠が数基置かれ、狛犬もあり、全体的には庭園風となっており衆楽園と呼ばれています。

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