本門は、その名の通り木造仁王像一対が安置されている楼門です。その仁王像には元禄14(1701)年の銘があり、本門も同様の時期に建立された可能性があります。伝でん医い山さん四し王おう寺じは、弘仁9(818)年平安時代の初め頃、玄げん賓ぴん僧そう都ず(734~818)によって開山され、慶長9(1604)年10月に寺領10石を下賜された古刹です。嘉永2(1849)年堂舎が焼失しましたが、仁王門と仁王像一対は難をのがれました。