甌穴とは、急流の河川の増水時に蛇行部で渦が発生し、上流から流れてきた岩石が渦の中で回転することによって河床かしょうの岩盤を削って作った丸い穴のことです。鳴滝の甌穴は、直径20.0~100.0cm程度のもので、一つずつは小さなものですが、個数も多く河床勾配こうばいのゆるい岩石段丘状に形成されており学術上貴重なものです。