本標は、高さ170cm、幅23cm、厚さ20cmで、頂部が各推形をした石造角柱で、江戸時代に作られ、国境標として高い価値を持っています。 新見市側の標石には、正面に「従是東 備中国」、背面に「哲多郡大竹村」とあり、もう一方の広島県庄原市側の標石には正面に「従是西 備後国」、背面に「奴可郡 福代村」と彫られています。一時この標石は大竹艮神社おおたけうしとらじんじゃの境内に移されていましたが、現在は元の位置に移築されています。一方、庄原市の標石は庄原市東城町の徳了寺に移築されたままで、現在国境に置かれているものは複製品です。