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倉敷市

鴻八幡宮の秋祭りと祭りばやし(しゃぎり)
こうはちまんぐうのあきまつりとまつりばやし(しゃぎり)

関連情報

場所
鴻八幡宮(倉敷市児島下の町7-14-1)と琴浦地区(上の町地区から唐琴地区まで)
開催時期
10月の第2日曜日とその前日

鴻八幡宮の秋祭りと祭りばやし(しゃぎり)こうはちまんぐうのあきまつりとまつりばやし(しゃぎり)

 「鴻八幡宮の秋祭りこうはちまんぐうのあきまつり」は、倉敷市児島の琴浦ことうら地区最大の祭りです。土曜日は、氏子が上の町、下の町、田の口を各地区の「だんじり」を引っ張って回ります。日曜日は、鴻八幡宮の神輿が地区内を巡行します。各地区の17台の「だんじり」と1基の千歳楽は、参道を登り、境内に集まります。そして、境内で「祭りばやし(しゃぎり)」の奉納、競演が行われ、祭りの幕が降ろされます。
 「しゃぎり」とは、鴻八幡宮に伝えられる祭りばやしであり、「だんじり」の進行、停止等の動きに合わせて演奏されます。楽器は、篠笛・胴長太鼓・締太鼓・鐘・鼓が用いられ、「だんぎれ囃子ばやし」「信楽囃子」「祇園囃子」「おやじ(あがりは)」「神楽囃子」「下りは囃子」「おひゃりこ囃子」の7曲は県の重要無形民俗文化財に指定されています。
 「しゃぎり」は、各地区でさまざまな特徴がありますが、笛は大人が吹いて、胴長太鼓、締太鼓・鐘・鼓を子どもたちが受け持つ形で演奏され、祭りが近づくと曲の練習が始められます。こうして後継者の育成を図りながら、次の世代への継承がなされています。
 「だんじり」が「しゃぎり」の演奏とともに、急な坂道である参道(約70m)を3~400人の氏子によって引き上げられながら登って行く姿は壮観で、ほかではあまり見られない祭り行事です。

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