有漢町上組大石地区の保月にある
石幢は、花崗岩の六角柱の上に六角の笠石と五輪塔を重ねた珍しい石造物です。本来は笠石の上に請花と
第一面に7 つの仏が彫られ、造立の趣旨があり、各面に仏と銘文が刻まれています。初七日より十三年忌までの十二尊像を彫り、仏道修業の道標とするとの趣旨で、室町時代以後の十三仏信仰への過渡期を示す貴重な資料として注目されています。第六面に「願主沙彌西信結義西阿 嘉元四年十月廿四日 大工井野行恒 敬白」(1306)とあります。
石塔婆は釈迦、阿弥陀、地蔵の三尊が刻まれているので、