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高梁市

旧吹屋小学校校舎(本館・東校舎・東廊下・西校舎・西廊下)
きゅうふきやしょうがっこうこうしゃ(ほんかん・ひがしこうしゃ・ひがしろうか・にしこうしゃ・にしろうか)

関連情報

指定等種別
県指定重要文化財
場所
高梁市成羽町吹屋
時代
明治時代
指定年月日
平成15年3月11日
所有
高梁市
見学
見学可

旧吹屋小学校校舎(本館・東校舎・東廊下・西校舎・西廊下)きゅうふきやしょうがっこうこうしゃ(ほんかん・ひがしこうしゃ・ひがしろうか・にしこうしゃ・にしろうか)

 旧吹屋小学校は、吉岡銅山とベンガラ生産が隆盛を極めた時期にあたる明治31(1898)年に三菱商会から本部敷地の寄附を受け、明治33(1900)年に東校舎・西校舎および東廊下・西廊下、明治42(1909)年に本館が完成しました。
 校舎は中央の本館の両側に東校舎、西校舎を左右対称に配置しており、旧吹屋小学校の大きな特徴として、本館二階にある講堂のじゅうおりあげさおぶちてんじょうや正面演壇をはじめとした内部意匠、各校舎の天井裏に造作されたトラス構造を挙げることができます。天井には棹縁という和風の要素が用いられているが、全体としてはトラス構造を用いるなど、洋風の意匠を意図して建築されたことをうかがい知ることができます。こうした特徴は、本館の建築当時、岡山県の技術者であったがわさぶろうはちによる「江川式」と呼ばれるものに類似しており、江川三郎八によって設計されたと推測されています。
 旧吹屋小学校は、明治33年の尋常高等小学校の開校以来、子どもたちの日々の生活を見守り続け、現役最古の木造校舎として使用されてきましたが、平成24(2012)年3月末をもって閉校しました。

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