鈴岳神社本殿の後ろの小高い所に三浦神社の社殿が建っています。八幡畝にあった八幡神社の社殿を、神社統合をした明治時代末に、現在地に移して三浦十二天を祀っています。 社殿は、八幡神社の由緒記によると貞享2(1685)年の再建とされ、桁行三間、梁間二間の三間社流造で、江戸時代初期の華麗な建築様式を随所に残しています。建物の意匠は美しく、虹梁の彫刻や懸げ魚ぎょ、木鼻等に優れた技法が見られ、特に蟇かえる股またはその機能に適応した素晴らしい作りで、時代の特徴をよく示しています。