石井家は、江戸時代初期から山陽道矢掛宿の本陣職を務め、宝永5(1708)年以降、代々大庄屋を務めた旧家で、元禄頃から酒造業も営んでいました。 屋敷は旧山陽道に面し、間口約20間(36m)、敷地面積約960坪(約3,164㎡)で、本陣部分の座敷・御成門と石井家の生業であった酒屋部分の主屋・倉などからなり、矢掛宿では最も大きな町家です。