井原町倉掛の足次山神社の祭礼は、「郷社」の名で親しまれています。平安時代の「延喜式」の神名帳に記載された神社は、「式内社」と称され、歴史の古い、格式の高い神社と見なされており、足次山神社も式内社に当たるとされています。江戸時代には、足次大明神として尊信されましたが、明治元年に足次山神社と改称、明治5年には郷社に列せられ、毎年4月4日に大祭が盛大に行われています。
氏子はもちろん、多くの人々に親しまれており、祭り当日は、境内に露店が並び、多数の参拝者でにぎわいます。また、境内の桜も見ごろを迎え、祭りを一層華やかにしています。